ブログ
Blog
ブログ
Blog
今回ご紹介するのは、早期大腸がんが見つかり、内視鏡治療だけで完治された60歳代の患者様の症例です。
きっかけは便秘の精査でした。大腸内視鏡検査は今回が初めてとのことでしたが、検査を行ったところ、上行結腸(大腸の奥の部分)に60〜70mmほどの平らな病変が見つかりました。
拡大内視鏡や特殊な光を使って表面を詳しく観察したところ、表面の構造に乱れがなく、がんが粘膜の中にとどまる浅いタイプであると判断できました。そこで、内視鏡治療の実績が豊富な専門施設をご紹介し、治療を受けていただきました。
70mmという大きさは治療が難しい部類に入りますが、治療時間は70分、合併症もなく無事に完結。入院期間も6日間で済み、切除した組織を調べた結果でも、がんは粘膜内にとどまり血管やリンパ管への広がりもない、「治癒的切除(完治)」という結果でした。
“早期発見できれば、体への負担は驚くほど小さい”
このように、早期の大腸がんはほとんどの場合、開腹手術ではなく内視鏡治療だけで治すことができます。治療後の回復も早く、入院期間も短く、以前と変わらない生活にすぐ戻ることができます。
そしてもう一つ知っておいていただきたいのが、早期がんの多くには自覚症状がないということです。今回の患者様も、がんそのものによる症状があったわけではなく、便秘の精査という別の理由で検査を受けたことで、たまたま早期の段階で見つかりました。
症状がないから大丈夫、ではなく、症状がないうちに見つけることが何より大切です。40歳以上で大腸内視鏡検査を一度も受けたことがない方は、ぜひこの機会に検査を検討してみてください。

