胃がんは、胃の壁の一番内側の粘膜から発生するがんです。男性に多く、50歳ごろから増加し、80歳代がピークとなります。現在、3番目に死亡率が高いがんです。
胃がんは、大きくなるにつれて、徐々に胃の壁の外側に深く浸潤していきます。がんが深く浸潤するにつれ、リンパ節や他臓器に転移するリスクが高まり、胃の外側にある大腸や膵臓、腹膜にも直接広がっていくことがあります。
胃がんの発生要因としては、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染が挙げられます。他には、喫煙、食塩・高塩分食品の摂取、男性(性別)などが危険因子として報告されています。