大腸の粘膜に原因不明の炎症を起こす病気です。
主な症状は、下痢や血便、腹痛、発熱などです。腸以外にもさまざまな合併症が現れることがあります。
潰瘍性大腸炎の原因は、遺伝的な要因を持っている方が、食生活などの環境要因と関連して免疫異常を引き起こし発症すると言われていますが、まだ正確なメカニズムはわかっていません。そのため、根治に至らない疾患で、厚生労働省の指定難病となっています。しかし、適切な治療を行うことによって、健康な方とほぼ変わらない日常生活を続けることができます。
潰瘍性大腸炎の患者数は、年々増加し続けており、2017年の時点で約22万人いると推定されています。
患者数が増えた要因には、生活習慣の欧米化や、内視鏡検査が普及したことで無症状の方も診断されるようになったことなどが考えられます。発症のピークは、若年層(20代)ですが、近年は中年、高齢者にも増えています。
潰瘍性大腸炎
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