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早期胃がん①|調布駅徒歩2分の内科・消化器内科 – 調布消化器内科・内視鏡クリニック

早期胃がん①

今回ご紹介するのは胃がんのケースです。胃がんの原因の多くはヘリコバクターピロリ菌の感染といわれています。日本では胃がんの罹患率は多く、がんの部位別の統計では2番目に多いがんです。

40歳代の方です。胃痛のため、当院を受診されました。上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を行ったところ、胃体部に10mm大の早期胃がんを認めました。背景の胃粘膜は炎症が強く、非常に判りにくい病変でしたが、特殊光撮影を行うことで認識がしやすくなっています。組織型は印環細胞癌という悪性度の高いものでしたが、10mmと小さく、また深達度も浅いものでしたので、専門医療機関へ紹介し、内視鏡的に切除して頂きました。内視鏡治療で完治しています。

胃がんの治療は進歩しています。早期発見することができれば、内視鏡治療だけで完治が見込める疾患です。胃痛などの症状がある方、ピロリ菌の治療をされた方は特に定期的な内視鏡検査をおすすめします。